ご挨拶

はじめまして。

KIMIKO社労士事務所の加藤公子です。

短大卒業後、社会人経験が少ないまま20代~30代を専業主婦として子育てに専念。若い頃の就業経験が少ないことがコンプレックスでした。

30代後半から少しずつ外で仕事をするようになり、転居や転職、メンタルヘルス不調、離婚を経て50代となりました。改めて文字にしてみるとマイナスばかりの人生のようですが、振り返ってみると、それらの経験が全て重要なステップアップのターニングポイントだったんだなと思えるようになりました。その時の状況や環境に合わせて自分をカスタマイズして生きてきたような気がします。

社会経験も学歴もスキルもないコンプレックスだらけの日々でしたが、転職や離婚を通じてそれまで知らなかった制度に触れ、自分の無知さに呆れ、色々と調べているうちに社会保険労務士という資格を知りました。そして40代後半のある日「何かをやり遂げてみたい」と思い、社会保険労務士試験に挑み始めました。大人になっても目標に向かって勉強する姿を子どもたちに見せたい。子育ての最後の仕上げのつもりでもありました。

学んでいくうちに、労働法も社会保険も何も知らずに年を重ねてしまった自分に気づき、焦りや恥ずかしさを感じたと同時に「学び」の大切さを実感しました。

フルタイムで働きながら、年齢や体力の限界に挫けそうなことの多かった受験生活。努力が報われないことも多く、何度も涙して諦めかけました。それでも周囲の人に支えられながら勉強ができる環境に感謝し、新しいことを学ぶ喜びを知り、コツコツと諦めずに勉強を続けた先に社労士としての世界が見えてきました。

「自分が出来ること、やりたいこと、身の丈に合ったやり方」をモットーに、少しでもどなたかのお役に立てれば幸いです。

2024年9月1日 KIMIKO社労士事務所 加藤公子